MS Teamsを導入しました
こんにちは。
広報・デザイナの松本です。
弊社では1か月ほど前に Microsoft Teams を導入しました。
Microsoft Teamsはビジネス用チャットツールとして名前が挙がることが多いですが、実際にはチームでスムーズに共同作業を行うために必要な人・コンテンツ・ツールをつなぎ、全ての起点となるハブツールです。
ですが今回は主に「チャットツール」としてのTeamsにフォーカスして、mmjでの導入検討、使ってみて気が付いたメリット・デメリットについて書いていきたいと思います。
チャットツールの乗り換え・新規導入を検討している方の参考になれば幸いです。
検討段階
弊社は全員で25名ほどのWEBシステム開発会社ですが、メンバー全員の業務効率に大きく影響する内容なので、1週間ほど全員の意見を募る期間を設け、現状嬉しいこと、困っていることをみんなで書き出していきました。
今回は社長から「必ず全員意見出してね!」との掛け声からのスタートでした。
出てきた意見の例として「今は検索が貧弱」「Chatworkはメッセージの引用がしやすい」「slackのようにリアクションの絵文字が豊富だと嬉しい」「スレッド方式は話題がまとまっていて見やすい」などなど様々な意見が出てきました。
それに対して調査担当スタッフが調べ、一つ一つ比較していきました。
実はかなり前からメンバーより度々slackを使いたいという声が上がっていたこともあり「SlackとMS Teamsどちらに移行するか?」を軸にして検討が進められました。
チャットツールとしてエンジニア達から圧倒的な支持を集めるslackと、チャット単体ではslackには及ばない(?)までもビジネスハブとして将来性を感じるTeams、検討の結果、機能的には2つに大きな違いはない、細かい使い勝手については懸念はあるが、連携力・将来性を見越してTeamsを採用する、という結論となりました。
Teams使ってみての感想
さて、今まで大変お世話になったChatworkからTeamsへの変更、1か月ほど経過しての感想です。
Teamsの便利な点
- 検索が充実しているし、高速
- スレッド型は話題がまとまるのが良い
- Site24x7 だけでなく Sentry に Jira Server に主要サービスは大体対応している
- つぶやきチャットで全体チャットに書くほどではないが個人的に気がかりなことを言っていける
- ビデオ会議を作るのが楽
- ビデオ会議の繰り返しの定例も簡単、録画すると自動でスレッドに紐づけられて公開
- channels専用のメールアドレスが取得できるのでメールからTeamsに通知できる
- 一通りのショートカットあるのでchannles間の移動が楽
- Slack のピン止めと同様の「メッセージの保存」が便利
- 個人宛てチャットが分離されていてわかりやすい
- プレビュー機能は便利。特にやはりMS関連
Teamsの不便な点
- Teamsアプリがすごくメモリを食う
- 普通に使ってるだけなのに動作がもたつく
- ビデオ会議は簡単だが、Zoomに比べ音質は悪い。長時間は疲れる
- 多数のチームを切り替えると、毎回該当位置までスクロールしたり、折り畳まれているのを開くのが面倒
- Enterキーでメッセージを送信する挙動が設定で変えられない
- Wikiやエクセルなど、プレビューが別ウィンドウで開かない
- リアクションの絵文字が少なすぎる。自分で足すことができない
- キャッシュを手動で削除しないと動作が重くなる
- Web版で3つぐらいタブを開くと、セッションオーバーって言われる
現時点でのまとめ
ツールを乗り換えた結果、以前よりもコミュニケーションが活発でスムーズになった、と思います。
事前の調査通り、機能面がかなり充実していてハブとしても大変便利なTeams。
しかし一方で基本的な動作速度や使い勝手などもっと良くなればいいのにな、と感じる点もあります。これもある意味、検討時の予想通りです。
まだ導入後1か月で不慣れなこともあり、設定や運用で回避できる問題もあるのかもしれません。
また、チーム/チャネル/スレッドの使い分けも適切な運用ルールを設定することでより便利に使っていけそうです。
広報担当としては、Chatworkグループが基本的にクローズなスタンスで招待したメンバーしかチャットが見られない、という仕組みだったのに対し、Teamsは(slackも)基本がオープンで、必要な時にはメンバーを制限できる、というスタンスの違いが大きいと感じました。個人のつぶやきが雑談に発展したり、全員がリモートワークの今、ゆるやかなつながりは大事なように思います。
この記事を書いた人
2020年06月18日
記事のカテゴリ:会社からのお知らせ