音声入力のススメ
今日は AI の生み出した大きな成果の一つである音声入力について書いてみようと思います。
AI に仕事を奪われるという話は頻繁に話題になりますが、音声入力はつまらない仕事は AI に任せて人はクリエイティブな作業に注力する一番わかりやすい事例ではないかと考えています。
入力システムを変更できる Android の魅力
Android はそのカスタマイズ性の高さが大きな魅力になっています。もちろん入力システムも変更することができます。
入力アプリも Play ストアにたくさん並び、有名どころでは PC でも大活躍の ATOKや google 日本語入力が挙げられます。Sony 製品、要は Xperia でしか使えないのが玉に瑕ですが、フィーチャーフォン時代からの歴史を持つ POBox も外せないところです。
ちょっと変わった入力システムにフリックではなくスワイプ操作で入力する SwiftKey やアルテといった変わり種もあります。アルテは私も愛用している入力システムで、慣れるのには少々時間がかかりますが、フリック入力より高速に入力することができます。
ソフトウェアキーボードの限界
フリック入力から始まったスマートフォンの入力システムは大きく進歩しています。
ですが、高度なミスタイプ修正機能を持つ SwiftKey や、練り込まれたキー配列のアルテでも、ミスタイプや誤変換は避けることができません。
それにいくら高速に入力することができると言っても、PC でちゃんとしたキーボードから入力するスピードには到底かなわないのが実情です。
最強の音声入力
驚くべきはその圧倒的な入力スピードです。 あれ、なんだったっけと、入力している間にもすぐ忘れてしまうアイデアを逃してしまうことはありません。
確かに誤認識は残ります。
ですが、少しだけゆっくりめに発音すれば google 音声入力は凄まじい精度で認識します。イントネーションが思いっきり大阪弁である僕の発声でも9割方正しい日本語に変換してくれます。
片手持ちで正確に操作することの難しい移動中であれば、他のどんな入力方式よりも精度は高いと言っても過言ではありません。
古くは IC レコーダー、一昔前ならスマホで取っていた、あとから聞き直して文字起こししなければならない音声メモはもう不要になったのです。
音声入力の上手な使い方
移動中やベッドでふとアイデアがひらめいた時が最適のタイミングです。
実はこの記事も寝ながら音声入力で元ネタを WorkFlowy にスマホで整理せずに思いつくままに突っ込みました。
文章の推敲は後からゆっくり PC でやればいいのです。朝、目覚めてから PC で誤認識されちゃった箇所を修正して、ちゃちゃっと構成を入れ替えて出来上がったのがこの記事です。
まとめ
この記事を読んで、フリック入力をいったんとめて音声入力を試してみようと思った人が少しでも増えてくれれば嬉しいです。僕も PC ではコルタナさんにもうちょっと頼ってみようと思います。
最後に音声入力からは少し話題がそれてしまいますが、フリック入力を開発した増井俊之先生のインタビューでこの記事を締めたいと思います。
「みんなジョブズに騙されている!」 iPhoneの日本語入力システムを開発した男が語る、理想のスマホとは
この記事を書いた人
2017年11月03日
記事のカテゴリ:Webシステム開発